ライブ会場近くのコンビニ〜新宿BLAZEの場合①〜
今年、行く時はめっちゃ行って
そうでない時は全く縁のなかった会場No.1
新宿BLAZE
今回はその付近のコンビニ紹介を
トイレ:多分なし
イートインスペース:なし
Wi-Fi:店前で張ってればそこそこ
ゴジラに取り付かれている東宝ビル内ということで(?)店内もゴジラが結構いて何か和む
入口から真っ直ぐ縦長の店内は、人が多いと狭さを感じる時もあるけれど、コンビニの機能としては十分
個人的に重視してる、ストロングチューハイの種類は新製品は取り揃えてるけど
コンビニだから買えると言ったメニューは少ないかなとも感じる
店員さんは外国の方が多いけど、それでも流石新宿というべきか、全く問題がない。スゴいスムーズだ。
19時頃に行った時は、場所柄的なものかパンがこれでもかと、棚の見栄えを損なわない具合に山盛りだったのが印象的
店前には屋根付きなので、雨でもそこにいる事も可能で、店内には各種ゴミ箱も一通り設置
また、近所のゲーセンの流すアニソン(僕の行く時はドラゴンボールGTとラブライブ!サンシャイン!!2期が多い)や
東宝ビルから流れる(?)SE付きゴジラのお馴染みBGM(直近で熱線受ける気分を味わえる)など
ライブ前に気分を上げる音楽装置も豊富。何よりも、新宿とかいう東京感溢れる場所の真ん中で
ビル群に囲まれた、良い感じの広場がある。
それに面した立地が好き過ぎるコンビニ
徒歩1分前後だから、途中入退場可能なら酒買いに来られるのも好き
Wake Up, Girls! 新章3話「ポニーテールは本体です」 感想
今回意識低過ぎて、録画が19分で切れているという事態に見舞われる。ナンデ
全部が見られていないのに、感想を書くのってどうなのかなぁと思いつつ
やっぱり、色々思うところもあったので。それが録画出来てなかった部分で全部覆されていたら笑う
感想
今回は、みゅー、ななみ、よしの、あいりの個人仕事がメイン。話の流れは前回と似たような感じで良いんだろうか
今回もテレビ出演
実在の芸能人や番組のパロを見てると、何故か結構しんどい
みゅーななみバッサリカットは納得の出来で、それ見てる大田氏達のリアクションがオタクって感じで笑う
1話からそうだけど、何かちょいちょい全国区の番組出てるし、安定のローカル番組もあるし
今のWUG、そんなに言うほど程にどん詰り感がしなくなってきた。むしろ、良い方では
努力の方向性
何か苦かったり泣きそうな顔しないで、結構爽やかに壁越えようと奮起する展開は新キャラデザに似合ってる
ブログでダイエット関係の記事を更新してる、かや見て丸くなったなーなんでヤンキー娘見つめる様な
ニコ生的なものを始めるみゅーは、今更それ?と思ったけど、ユーチューバーも流行ってるし
そんなに外してないのかな。コメント流れるニコニコ風演出が、最近えらい寒く見える
よしのはモデル関係でつまづいてたけど、七人のアイドルでWUG加入前にそういう仕事してなかったか?
もちろん、どメジャー誌と比べるとそうでも無いかもしれないけど、コンテストでも良い線行ってなかったっけ?
やーでも、メンバー各自デビューしたてじゃないのに、今になってこんな課題にぶつかってるのってどうなんだろう
おわりに
全部を見られていないのに、こんな事を書くのもどうかな何て思うけど、新章を立ち上げてまでやりたいのは
こんな事なのかなーって言うのが、漠然と浮かぶ。
確かに前シリーズより話の展開も辛気臭くないし、仕事で失敗や悩む→自分達なりに克服していくって流れは王道と言えば王道
しかし、あまり他作品と比べたくないが、それならアイカツ!の方が何倍も上手くやっているし
現状ボケーっと流しながら見られてしまう。引っ掛かる物がないというか。
そんなネガティヴな印象を持ってしまったのも事実で。
来週は録画ミスらないで頑張ろうと思います…。
『倒錯のロンド』気持ちよく感覚が狂ってくるロンドはこちらです。 -読書感想
ジャンル:ミステリー
ミステリ小説もそこそこ読んでくると、次こそは絶対に騙されないし自力でトリック解く!みたいな気持ちになるし
それが叙述トリックなら尚更負けねえ、みたいに思ったのも束の間、今回もダメでした…
感想
人生を賭けて書き上げた、ミステリ小説新人賞の応募作品が盗作された挙句、他人名義で大賞を受賞していた。
そんな始まりを迎える本作。一見コメディーのようで、しかしガチガチのミステリー。
その叙述トリックがもはや気持ち良い
絶対に騙されない気持ちで挑む
本作を紹介していたサイトや、あとがきではっきりと叙述トリックと書かれていたので、それはネタバレではないらしい
叙述トリックと分かっているなら、意識して読めば負けるはずがないでしょと意気込んで読み出すが
いやぁ、面白いですね…。作品と盗作された者・盗作した者・その関係者の入り乱れる視点と描写
本作中盤に至る頃には、最初の意気込みは何処へやら、早く本作のトリックを知りたくて読み進める状態に
倒錯のロンドというタイトル
そのままを体現するように進む展開が癖になってくる
作中何回も登場する、とある文章。それが区切りのように思え、その後の展開も気持ちの良い倒錯のロンドで堪らない
一応どんなトリックなのかを考えて読むし、実際気になるポイントとかも幾つか見つけたつもりだが
そんな気持ちの良い、まさにロンドといったテンポの文章とその展開に釘付けに
ミステリ小説だからまぁ殺人も起きるんだけど、それ+本作の根幹である原稿の盗作。
それらに叙述トリックが合わさる凶悪さを味わう。分かってても、展開にドギマギしてしまう。
叙述トリック
本作のあとがきにあったが、叙述トリックは賛否が別れるウルトラC的なもので
本作が応募された賞の選考でも、それ故に評価されなかったらしい。そんな馬鹿な
しかしミステリ小説を、自分も作中人物として作者に挑むように読んでいる人には確かに、読者の錯覚や
意識の一角を突くようなものはウケが良くないのと理由も分かるような気もする
しかし、個人的には叙述トリックのそんな虚を突くような、一瞬の閃光のよう感覚が堪らないし
何よりも、小説という媒体の力をフル活用してる感じが好きでして。
おわりに
分かっていても作者の手の平で転がされる感覚を味わえる本作
完全に負けてるのに、むしろ全然嬉しい。そんな感覚が面白い
叙述トリック作品の、今まで読んでいた世界が逆転どころか意味が分からなくなる感覚。めっちゃ良いですね…
秋アニメの感想-2017年10月3週目-
見る本数を徐々に増やしていきたいと言いつつ、増えるのは録画ばかり
リアタイ以外のアニメを見るのは、やっぱり難しいと思ったこの頃
Infini-T Force
今週も開幕からの、ターケーシィ劇場
良い意味でのCGアニメを感じさせない戦闘シーンだった。光る胸のマークや各種センサーやライト
アレンジの入ったスーツのデザインがバキバキに生きている。カッコいい
ダミーの堕ちた理由が彼の語った過去も合わせ、どこか深い絶望と悲しみを感じさせた。
慣れ親しんだ渋谷に馴染むダミーに笑う。まさかのメテオ使いだった。改造した組織ナニモン
渋谷に落ちる隕石を止めるブリーフィングをする4人がカッコいい。そして、全員で挑む作戦シーンもめちゃめちゃ良かった。
ガッチャマンと笑のやり取りも良いし、これからも期待出来そうだな!って思った後のエロ引き
この作品好きかも知れないです。
ていう劇場版やるんデース???
ラブライブ!サンシャイン!!
説明会とラブライブの日程が重なっているという穏やかでない事態から始まる今週。
無理矢理にでも2会場回そうとする姿はイベント被りのオタクみたいで笑ってしまう
先に結論を書いてしまうと、こういうジレンマこそ、廃校を掛けた物語の見所の一つでもあると思うし
だからそこ、力技で何とかして欲しくなかった。
ラブライブ!サンシャイン!!2期は良くも悪くも1期以上に勢いにノッてる感が個人的に強い
リアタイ実況してる時はそれが楽しくもあるんだけど、少し後に振り返ると、それでいいのか?みたいな
1期で描写少なめだった3年組の色々な出番が多くて楽しかったりする。
今回の挿入歌『MY舞☆TONIGHT』めちゃめちゃ良かったです。和テイストな強いイントロから脳が壊れ
サビまでのメロディ全部がどストレートに突き刺さる。ライブで聞きて記憶飛ばしたい曲街道に名乗り出る
今回はそんな強い挿入歌達で、話の気になる部分を全て捩じ伏せるような印象だった
アイドルマスター SideM
今回は元パイロットのアイドル君をフィーチャーした回
SideMの、「訳あってアイドル!」というコンセプトを初めてストレートに感じられたような気がした。
個人的にSideMのCMを見る度に、いやそのまま元の職業に留まっておけよって印象が良い意味で覆る
前回の弁護士アイドルが、正直え?みたいな理由でアイドル始めたのに対して(キャラは好きなんだけれども)
今回は前職からアイドル始めるまでの理由が、初めてすんなりと理解出来たし応援したくもなった。
元弁護士と元外科のアメとムチ感のバランスや、3人のやり取りを見ると、とっても良いチームだと思った。
こういうちょっと重そうで、しっかりアイドルとしての動機付けやシーンを描いてくるSideM
ネタアニメとして見始めたけど、その認識改めるべきかとも思い始める。これからが楽しみっすね
そろそろキャラとユニット名ちゃんと覚えるべきかな、と真面目に考え出す
アイドルの平日ライブに行きまくったこの6週間の結果
やたら平日に設置されている、アイドルさんの激アツライブ
今回良い感じのパリピ感でそんな平日開催のライブに行ってたら、6週間連続平日ライブ参加していました。
アイドルの平日ライブに週1〜3で行く生活をするとどうなるのか。
そんなアイドルオタクに片足突っ込んだ労働者の簡易レポート。
そもそも平日にそんなライブしないでくれ
アイドルのライブ行くようになって暫くするとやたら味わうこの感じ
土日でやって欲しいようなライブが普通に平日にある…でも、平日だし次の日の労働を考えたい…でも行きたい…
そんな末、まず平日の労働を最低限やれるくらいまで犠牲にしました(^人^)
アイドル平日ライブの良い点
・平日なのに楽しい 気持ちになれる
まず何よりもこれが一番。憂鬱な平日なのに、楽しみが生まれる!これが地味に中々に凄い
月曜日すら楽しみになったのはビビる。そして、実際にライブはやっぱり楽しかった。
朝起きて、職場まで歩きながら今日はライブがあって〜これが楽しみで〜みたいな事を考えられるのは
結構な活力を貰えることに、本当に最近改めて気付きました。
・夜の東京を歩くのが楽しい
僕は秋田県とかいうど田舎の出身で、学生時代も遊びとは遠い闇の時代だったので
とにかく今、ライブ向かう途中に夜の東京を歩くのが楽しいです。知ってる会場から始めて行く会場まで
平日の夜に歩くのこの雰囲気が堪らない
・やっぱり単純にアイドルに元気貰える
これがやっぱり一番大きくて一番楽しい点
こんな小学生みたいな感想を得ている成人男性
未だに、こんな風なのやばーいと思いつつ、ライブ楽しさと、ステージでキラッキラしてるアイドルさん見てると
明日も頑張ろーってなる。本来、中高生が抱いても良さそうな気持ちをこの歳で抱くの自分でも笑ってしまうけど
やっぱり楽しいんだよね。楽しかったライブの次の日は、その時の思い出再生が生命線に
・今日を精一杯楽しんだ!
終わりよければすべてよし
そんな言葉を体現する感覚
それなりにきちんと労働して定時ダッシュして会場に辿り着いて、ライブでめちゃめちゃに楽しくなって
そんな過程が、全部楽しく思える感じ。今日を精一杯やった。そんな気持ちになれるのかが嬉しい
あまり良くない点
・体調に悪い気がする
これは多摩在住で、外食しない僕の問題かもしれないが、23時近くに帰宅してご飯食べて
25時30分以降に寝る生活は、やっぱり良くないと思うし、実際に次の日しんどいから笑うしかない
おまけにライブ前に飲酒してるので1日の酒量が確実に増えている
でも、それ込みでの楽しさを知ってしまったからもう止められない(未成年のアイドルさんも結構いるのに(笑))
・感情のON/OFFが極端に近付く
終業後にアイドルのライブっていう、感情爆発的な事が控えてる日は特に顕著
まるで、その時間まで、省エネしているみたいに常にニュートラル。ただ、流すだけで良くも悪くも特に感情を使う事がない
職場の出来後がどこか遠い世界に遠ざかっていく感覚かな。個人的には色々気にし過ぎるしいだから
これは、特に悪い点とは思えないところも。気にしなくて良いし楽だし、仕事も地味に進む
・平日の日中がますます味気ない
これが個人的に一番のところ
とにかく、味気ない。日中が本当にただ淡々と労働をする場所になる(正直それも悪いとは言えないところもある)
楽しい時間が控えているから故の砂漠、無の時間
日々の仕事にやりがいを感じている人はこの限りではないんだろうけど、そうでない僕は現在進行形で
労働時間と楽しい時間に二極化が著しく進んでいる気がする
おわりに
平日ライブ行くようになっての色々を纏めたいなーと思っていたのを書いたこの記事
確かに楽しいけど、翌日の体調だったり、平日からアイドルのライブ行くなんてみたいなつまらない倫理観だったり生活習慣だったり
それらを色々捨て去ってるけど、やっぱり行けば楽しいし、今日1日楽しんだ!って気分が何よりも変え難い
平日に確実な楽しみが出来るって事も大きい。ライブあるおかげで月曜が楽しみに思えた時はビビった
楽しさと、明日からも生きよーって気持ちを貰える、漫画とかアイドルアニメのモブキャラみたいな感想
それが何だか楽しくて、今しかない時間を全力で行きたいなーって思う
FES☆TIVE & Pimm’sツーマンライブ 【 激ヤバ祭り】 -ライブ感想
10月18日開催
FES☆TIVEとPimm’sの対バンライブに行って来ました。
高田馬場でのライブは初めてだったけど、最高の夜だった
会場に迷うこと無く辿り着く
今回の会場である、高田馬場 PHASEは初めて行く会場
という事で、仕事中もGoogleマップを見て場所と周辺施設を暗記する。いつもならそれでも迷うんだけど
今回は会場近くにオタクがいたおかげですぐ発見!近所にいつもお世話になってるオーケーストア高田馬場店があって
友達のカーチャンに出会ったような気分になる、開演20分前
Pimm’sが激アツ
最初に書く今回一番の感想
Pimm’sのライブがめちゃめちゃ楽しかった!おかげで全く休む暇が無かった!
Pimm’sは多分去年初めて見て、その時以来ライブ見られそうで見られないまま1年経ってた。
でも、最近ステージを見る機会があり今回は合計50分の長尺ライブ
いやーすごい楽しかった。知ってる曲なんて最初見た時にぶっ刺さった1曲くらいなのに
、流れる曲全部が刺さる勢い
にわか以外なのに、Pimm’sのオタクに混ざってワチャワチャしたり、それ以上に単純にPimm’sメンバーのステージが最高に良かったり。
また、ライブ参加したい。これからどんどん楽しめそう
FES☆TIVEが好き
約3週間ぶりのFES☆TIVEのライブ参加でして(3週間で久しぶりという感覚がやばい)
やっぱりめっちゃ好きだなぁって。
正直、初めてステージ見たのは今年の春からのにわかなんだけど、何ていうかライブ楽しいは勿論
赤坂BLITZの最高のワンマン行けた事もあって、ほんの数ヶ月なのにすごい好きになってる
ゆなちゃんが療養中であったけど、こっとん復帰で、メンバーの名前コールしまくってたら喉が死ぬ(笑)
タイコ久しぶりに聞けてフリコピ出来て楽しかった。BELIEVEのどこか切なさ感じる部分と、サビでこっとんひなりちゃんが来るフリ
、マジカルパレードで飛ぶ楽しさ
他にも沢山、最高!
初めて行った。高田馬場PHASE
バーカウンターとライブ会場がちゃんと分けてあった事と、ちょっとした裏通り感のある雰囲気が良かった
水曜日の夜じゃない
FES☆TIVEのオタクで入ったつもりだったのに、Pimm’sでぶち上がって楽しんで
でも、やっぱりFES☆TIVEも楽しくて。そんな全く休み間もない対バン
24歳以外無料のライブで、無料にならない年齢で参加した訳だけど、とても水曜の夜とは思えない楽しさを貰う
このまま近所のオーケーストアで酒買って路上で潰れようかと思ったけど
れーあちゃんの、こっとんを本名の鈴木さん呼びで醒めてちゃんと帰る事が出来た
(Twitterだと、こっとん呼びなのにリアルは鈴木さんなの???って思う)
水曜日なんて、平日ど真ん中みたいな日に、こんな素敵なツーマンライブがあって参加出来た事が楽しい
Pimm’sの、FES☆TIVEともコラボした曲のメロディがやたら印象に残る。曲集めたいな
今回の、激ヤバ祭りってタイトルが互いのグループをちゃんと表してた事に今気付く(笑)
『タイムマシンのつくりかた』 ロマンを現実に出力する方法-読書感想
ジャンル:科学読み物、SF
色々な物語の題材として有名過ぎる程のタイムマシン
このロマン装置について、旧友のように何となく知ったような気持ちになっている。
しかし、そのメカニズムや製造方法はどこまで迫っているのか?そんな疑問に対する本気の回答が得られる面白いSF本を紹介
感想
タイムマシンを作る事は出来るのか?
どうような方法でタイムスリップするのか?
という内容を、科学的に、ややSF的に検証していく本書
あくまで科学的に、且つタイムマシンという機械装置の魅力を損なうことなく、解説をする
タイムマシンって具体的にはどんな感じ?とていう、漠然とした考えに理論的な根拠と可能性を添えてくれる
タイムマシンという魅力的過ぎる機械
人間、誰でも過去に戻って修正したい
未来の世界を知りたいといった願望があると思う
そんな願望をドンピシャに叶えてくれるのが、タイムマシン
タイムマシンがただのロマン装置でない、罪作りなところは、技術的にそんなもの出来ないと思っていても
理論的に、もしかしたら作れてしまうんじゃないか?という余地を、常に残し続けてくるところだと再確認出来る。
また、出て来る用語がブラックホールとかワームホールとか特異点とか、いちいちカッコいい…
すごく心惹かれてしまうのであった
ブラックホールに蹂躙される観測者
本書で取り上げられる案の一つに
ブラックホールを利用するというものがある
(この時点でカッコ良さが極まる)
しかし、そんなロマン溢れるミッションに挑む幸運な観測者はといえば、特異点に粉砕され、または無限のエネルギーで全焼し
そして、スパゲッティのように引き伸ばされ、そのロマンの代償過ぎる経験をする事になる
要は現実的でない、という事のはずなのに!ここでまた理論的には必ずしもそうではないという言葉がチラチラ視線を送ってくる
やっぱり何か出来そうなんだよなぁ(無数の屍の上からの目線)
案外、タイムマシンのテストパイロットは使命感や野心に満ちたパイロットでもなく、マッドな人達でもなく
死刑囚の新しい就職先になっているかもなぁと、デストピア的な未来を思ったりもする。
提供される様々なパラドックス
タイムマシンに関する内容で、必ず顔を出して来るパラドックス
本書ではその一つ一つに解説と解釈を提示し、その内容がまた感覚として分かるものであるから困りもの
また、そのような矛盾を大きく孕んだタイムマシンなる装置は建造出来ないと主張する
本書のコンセプトを破壊する大胆な説までも取り上げる。
そういった流れを見ていると、タイムマシンとは単に願望やSF的に魅力的な機械だけでなく
パラドックスという検証出来ない疑問から因果律についてまでの科学、そしてこの世界を規律する法則に
挑戦する異端の機械装置といった姿も見る事が出来た。
SFのロマン装置から、世界の規律に挑む装置という、タイムマシンに対する新しい見方を貰った気分
気になった点
- 発売時期的な問題で、本書内の科学は「最新」ではない
- 実際にタイムマシン建造物の道筋を示すものではなく、あくまで可能性と理論の検証
- 内容は幅広くカバーしているが、がっつり突っ込んだものは少ない。広くやや深くという感じ
おわりに
帯にあるように、物理学者が本気で考えたタイムマシンの製造方法とその原理は
一見、現実的でないのに、その実現可能性をチラ見せしてくるのが悩ましい。
そんなタイムマシンの魅力と、SFでおなじみのパラドックスまでを、分かりやすく解説する本書
「タイムマシン」という言葉にビビッとくる人には是非読んでみて欲しい
そんな一冊