すーさいどは遠い論

タイトルほど過激でない。ゲームと酒とアイドルに溺れる生活ログ(^人^)

新耳袋 殴り込み 第二夜 全国の心霊スポットに遠征して霊を全力で挑発する事に関する100の話

f:id:ai00914:20170425222430j:plain

内容紹介とレビュー

ジャンル:ドキュメンタリー、ホラー

 

いい歳した大人が心霊スポットに

ガチで殴り込むシリーズ第二弾

新メンバーの追加と、メンバー感の練度も

高まり、関西や九州遠征まで行い

更に見苦しく本気の突撃を行う

 

レビュー的な部分は

こちらの記事を参照して頂ければ

 

ai00914-suici.hatenablog.com

 

 

感想

本書に収録されている中で

特に印象に残った話について

 

町田~田園都市線地区を中心に

一時的に流行したという

都市伝説の過去と現在の姿を

筆者のギンティ小林が追う

 

[三本足のサリーちゃん]

三本足のサリーちゃんとは

松葉杖をつき、セーラー服を着た

顔には、祭りで売っているような

アニメのお面を付けている

(真っ白なお面に口紅のようなもので口を描いたもの付けていたとの話もある)

しかし、その体は巨体であり

お面からはみ出た顔や声を聞くには

中年くらいの男だったという話も

そんな人物が、かつて実際に出没していた

(雑誌の記事にもなっていた)

 

[都市伝説という現象を追う]

既にある心霊スポットに突撃するのとは

対照的に、既に過ぎ去ってしまった現象を

追い掛ける。

情報収集が難航する中、少しずつその姿を

チラつかせるサリーちゃんの不気味さがある

 

[サリーちゃんから考える都市伝説]

噂が1人歩きをした都市伝説と違い

サリーちゃんは実在していたし

少なくとも出没地域の人々には認知され

会話をした人もいる

 

そんな強烈な現象を体験した人々でも

今回取材を受けるまで、本を読むまで

忘れてしまっている

 

所詮は都市伝説

どんなに強烈でも、それが自分に直接影響を

与えない限りは、日々の生活の中で

薄れていくくらいの強度でしか

ないんだと改めて思う

 

しかし、そんな強度の記憶隙間に

確実に異質な世界が存在している

というのが興味深い

我々の普通の世界と

都市伝説的な異質な世界

その二つは共存していて

たまたま、それを目撃するか否か

認識するか否か

みたいな確率でしか交わる事がない

 

その交わった瞬間の現れが

都市伝説が含んでいる様々なものの

一つなのではないか

 

しかし、元々一過性で強度の高いものでは

ないので、ある程度拡散し

時間が経過する事で、我々の世界から

消えていく。離れていく

いつかまた交わる瞬間まで

この繰り返しなのではないだろうか

 

[まとめ]

本書に収録されている他の話と異なり

三本足のサリーちゃんの話は

ガヤガヤ感やギャグ描写もないだけでなく

ある種のリアクション的なものはと違い

過去の現象を追い掛けながら

その折々で顔を出す不気味さ、奇妙さを

味わうという

新耳袋殴り込みシリーズの中でも少し異質で

面白い話となっている

 

都市伝説について、興味のある人には是非