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小説『GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ』を読んだ感想

アニゴジ小説の第2弾

てっきり、昨年の怪獣黙示録だけの単発だと思っていたら、今回も映画の公開に先が掛けて発売

次の映画でメインを張りそうなメカゴジラを副題にする辺り、映画のメイン要素を紹介するコンセプトなのかなーと

 


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感想
人によってはタイトル詐欺

最初から元も子もない事を言ってしまう

今回、プロジェクト・メカゴジラとある様に、中々情報が出ないアニゴジ版メカゴジラの開発秘話とか

その実態とかを見られるのでは?と思っていた。しかし、メカゴジラに関する情報は本当に断片的である

では、どんな内容なのかというと、メカゴジラの期待されっぷりや、完成したら強いぞ!というアピール

そして、その開発のために人類が被ったの苦労歴史だった。

 

怪獣黙示録IIとして読む

よって、本作は怪獣黙示録の素直な続編として読むのが、自然な流れかと思う。

文章の形式も、直接的な描写ではなく関係者へのインタビューという形式を踏襲されており

懐かしのゴジラ怪獣、東宝特撮の要素を、ニヤっとしながら読むのが楽しい

 

登場怪獣は流石に前作には及ばないが、ガイガン好きにはオススメをしたいところ。新しい解釈があった。

また、小ネタについてはその挿入タイミングやぼかし方が、良い意味で前作より絶妙になっている。

 

敗北の歴史

怪獣とゴジラがメインであった前作に比べ、今作は人類側の描写も多い

とはいっても、地球人異星人連合がゴジラの前に敗戦転戦を繰り返す歴史隣ってしまうのだなが

 

しかし、個人的には前作で年表だけで済まされていた「オペレーション・グレートウォール」や富士での決戦など

ゴジラとの戦いで読みたいなーと思っていた場面が描かれており、そういった面でも楽しめる一冊

 

おわりに

メカゴジラに期待し過ぎると、ちょっと肩透かしを食らってしまうが、小出しにされる情報は

どれも映画本編での活躍を楽しみにするには十分な塩梅だと個人的には感じた。

 

また、本編で年表で済まされてしまっているエピソード集である小説版は、アニゴジの世界を知る上で

とても有効な役割を持っているし、実際面白い(本作は年表に載ってない事件も豊富だ)。それを再確認した。

 

3巻目は出るのかな