すーさいどは遠い論

タイトルほど過激でない。ゲームと酒とアイドルに溺れる生活ログ(^人^)

ライアーズ・ポーカー -読書感想

 

f:id:ai00914:20170808215818j:plain

ジャンル:ノンフィクション

1980年代末、ソロモン・ブラザーズ

隆盛を、元社員である筆者自身の職場経験と

社外内の情勢から描く。

 

感想

米国ウォール街の大手金融機関の中では

どんな仕事がされているのだろう?

という興味や疑問に対して、本書を読むと

やんわりとした回答を得られる

 

投資家のお金を扱い事の大切さ

職場への忠誠心を持つ事の大切さ

そういった事を本書は全力で捨て去る

 

ただ求めるのは自分のボーナスだけ!

給料良ければライバル社にも余裕の転職!

そんなギラギラした世界の一端を見る

 

ノンフィクションであるにも関わらず

浮世離れし過ぎて、もはや小説の世界に

片足を突っ込んでいる感すらある

 

筆者のユーモア溢れる文章も手伝い

全体的に面白おかしく読む事が出来る

 

特に、入社直後の研修生時代に

次々に登場する、緩やかにどこか狂っている

強烈な個性を放つソロモン社員達との場面が

特に印象に残る

 

[おわりに]

モーゲージ証券、ジャンクボンドなど

新手の債権と金が飛び交うようになった

1980年代末のウォール街の情勢を含む

その内容は興味深い

 

また、それにソロモン内部の狂騒の日々を

加味したところが本書の魅力であると想う

 

専門用語等については随時説明もあり親切

文庫サイズにしては少し厚めだが、内容の

面白さはオススメしたい