すーさいどは遠い論

タイトルほど過激でない。ゲームと酒とアイドルに溺れる生活ログ(^人^)

知の逆転 -読書感想

f:id:ai00914:20170613213418j:plain

内容紹介とレビュー

ジャンル:新書、サイエンス

政治、科学、数学、ロボット工学など

各分野の一流に、それぞれの現状や展望

個人的な考えや経歴等のインタビュー集

 

良かった点

気になった点

  • あくまで、本書刊行当時の最先端であること
  • それぞれに好き嫌いがハッキリしている(特に本のジャンル)

 

感想
[魅力的なインタビュイー]

本書に登場するインタビュイー達は

みなそれぞれの分野での一流の研究者であり

その語る内容は、刺激的で面白い。

 

質問に対して快活にハッキリ答える姿勢には

好感が持て、その言葉の節々からは

自分の仕事に対する自信とやりがい

そして、何よりも楽しんで取組んでいる事が

伝わってくる

 

ともすれば、知識人といえば偏屈で頑固

というマイナスの印象を持ってしまうが

彼らはそんなものを綺麗に払拭する

魅力を発揮してくれる。

 

[ロボット工学の行先は]

現在のロボット研究について氏は

 

人間のマネを目指すだけで

ドアを開けるというような

実用的な研究が活発出ない事が分からない

ロボット工学は30年失われた

 

と中々ショッキングな発言をしている。

確かに僕がパッと思い浮かべたり

テレビに登場するロボットって人型の

人間の動きをして見せるものが多い

 

しかし、有事の現場ではそれよりも

人間が活動出来ないような場所で作業する

むしろ、ロボットを開発するのは

そういう事態に対応するためだったのでは

ないか、と

新しい考えというか疑問を得られた気がする

 

見栄えばかりで肝心なところが

停滞したままである

という鋭い指摘を見る

 

[トム・レイトン博士]

今回のインタビュイーでの一推し(笑)

 

MITの数学教授であった氏が

IT企業アカマイ社の立ち上げから現在までの

エピソードは、単純に読んでいて面白いし

数学が実際の現場でどのように役立っているのかを

分かり易く説明してくれる

 

媒体が本であるし

間に訳者が入っているので

勿論、氏のそのままの発言や雰囲気ではない部分もあるだろうが、それでも読んでいると氏の仕事にやりがいと自信を持ち

楽しんでいる生き生きした姿が伝わる。

 

アカマイ社について、今回初めて知った僕は

氏の「誰も知らないインターネット上最大の会社」

という紹介がズバリそのままだった

(後日検索したら、アカマイ社は日本語のホームページもあり、レイトン博士は経営最高責任者になっていた(インタビュー当時はチームサイエンティスト)。)

 

[まとめ]

本書を読んで特に感じた事は

みなエネルギーに満ち溢れている

という点だ。

自分の仕事にこれだけエネルギーを持って

取り組めるというのは、正直めちゃくちゃ羨ましい…

(しかも、皆さんとても若々しい)

 

自分の興味のある分野から初見の分野まで

幅広く、やや突っ込んで知る事が出来る

 

何よりも、彼らの自信を持って

明確に語る姿が素敵だ。

言葉の力、それを語る人の魅力

そういったものを再確認する1冊

 

 

関連。本書の第2弾

 

ai00914-suici.hatenablog.com