最近床が友達!

日々の労働が辛い僕の体験まとめノート

人類の未来 その答えは最先端と未来像、大胆且つ論理的

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ジャンル:時事、インタビュー集

政治、AI、経済、建築、科学

その最先端にいる世界的著名人への

インタビューを纏めたもの

彼らが語る各分野の現在と

今後についての内容は

はっきりと、分かりやすく響く

自分の知らない分野は勿論

ある程度知っている分野についても

読めば新発見と驚きを得られるはず

 

個人的には建築分野の章が

とても面白かった。

建築なんて聞くと

ついついデザイン優先でそれ以外はちょっと

みたいな偏見を抱いていたが

現代の建築分野のスケールの大きさと

住みやすさも両立し且つ斬新なデザインは

目から鱗のような気持ちだ。

 

 

良かった点
  • 各分野の最先端を知る事が出来る
  • 注釈がこまめに入っているので専門用語が出てきてもあまり困らない
  • その多種多様な内容が面白い
  • インタビュー形式なので読みやすい
気になった点
  • あくまでインタビュー形式であるのでそういうが苦手な人は注意
  • 提示される未来はあくまで個人的な予測である事(同じ内容でも意見が対立していたりする)
  • 何故かよく現れる、人生に関する質問や項目(それは今聞くべき事なんだろうか)

 

感想

今回収録されている内容から

AIと我々の未来の生活についての感想を

 

もはやSFでしかない
シンギュラリティ後の世界

GoogleのAI開発のトップにいる

レイ・カーツワイル氏へのインタビュー

その提示される未来像は驚きの連続だった

 

3Dプリンターで家を作る]

住宅事情についてすごい話があった。

3Dプリンターを用いて、DLした

配線等が予め盛り込まれたブロックで

レゴブロックのように家を作るという

 

「本当かよ…」としか思えない

しかし、もしそんな未来が来たら

建築についての認識や価値が

大きく変わりそうだ

 

とりあえず、「家」に対する

特別な気持ちは薄れていきそうた。

ブロック式で建築の手間も時間も

掛からなくなり、使われるのは

今以上に大量生産されたパーツ

費用も安くなっているかもしれない。

本当に、ただ住むだけの場所化するのか

 

また、現在の建築技術やそれを用いた建物も

旧世代の古い技術という扱いになるのか

骨董品趣味のような扱いや

その工程や手作り感に価値を

見出されるようになるのか

(この辺りの内容を頭に入れた上で

本書に収録されている、建築分野の章を

読むと、その対比であったり、現在の

最先端の建築のもつダイナミックさや

その役割というものが更に面白くなる)

 

 
[さらなる長寿と自分のバックアップ]

・肉体面

将来的にはナノマシンが未然に病を

防ぐようになり、しかもそれが

無償で子供の頃から投与されるという

それに伴い寿命が飛躍的の伸びる

・精神面

脳をネットに繋ぐ、アクセスするようになり

(インタビューではスマートフォン

体の中へ入れるという言い方をしていた)

自分自身をクラウドへバックアップ出来る

という

 

また、それらの変化に伴い肉体も

今の有機的なものならどんどん無機質へと

変わっていく。

人類は自らを進化させるという内容に

 

そこまでして生きたいのだろうか?

というのが素直な感想

確かにセレブや氏のような著名な科学者

人生に充実しか感じていない人々には

需要があるのかも知れない

 

しかしながら、僕はそういったものには

1㍉もカスっていないから

あまり魅力を感じないどころか

新たな無限地獄の門が開く気がしてならない

(その頃には死生観とかも様変わりしている

かもしれないが)

 

そんな延命やバックアップ技術が

出来上がっても

それを使うかどうかは本人の意思で

決めさせて欲しい

尊厳死のように、死ぬタイミングを

決める問題が次世代でも尽きなさそうだ

 

[まとめ]

傍から見ると、SFとしか思えない事を

その最前線にいる科学者が

来るべき未来の姿として当然のように 

語っている事に驚きしかない。

今回提示された未来について

素直に受け入れるというより

どこかに抵抗を感じてしまった辺り

僕は、古い人類的な考えなんだろうか

とも思う。

 

本編と全く関係がないし

正直失礼な話かもしれないが

死んだ父をAIを使い再生させ

会話する事を夢見て

毎日200錠以上のビタミン剤や

栄養補給剤を摂しつつ

自分をバックアップする技術や

無機質に近づいていく人間の体を

素晴らしい事のように語る

カーツワイル氏の姿は

どこか非常にマッドで良い…