『新・世界の七不思議』歴史を楽しみ、カクテルにちょっと詳しくなる -読書感想
以前読んだ、『邪馬台国はどこですか』の続編的作品
前作で感じた、歴史の面白さを改めて確認出来るような推理を期待し購入
感想
本作は世界の七不思議とあるように
上記の謎について検証していく。
それほど歴史に興味がなくても、聞いた事のある名前ばかり
それぞれについて大体の説明がちょくちょく入るため、置いてけぼりを食らうことなく読める。
謎の答えは意外と近い
世界の七不思議と言われているけども、その答えは難しく考えなくても
案外近いのところにあるんじゃないか、と思った。
本作の謎に関する検証は、基本的な資料や事実の確認、民族性や当時の生活からの推理等
特にこ難しい事はしていないけど、どこか納得してしまう。
その時代に生きた人々の生活習慣や考え方を、想像する事によって導き出されているからだろうか
個人的にも、古代人というだけで変にバイアスが掛かって
同じ人間として考えていなかった面があったような気もする
ただ、最後の最後に飛び出した推理はちょっと要らなかったなぁと思う。まさに、奇説。
それが少し残念
おわりに
本作で登場する、謎への推理は新鮮であったり、何となく納得してしまう変な説得力がある。
かとって、現在提唱されている様々な説もそれなりに根拠がある訳で
そんな多角的な面から見て楽しめる、歴史の面白さを再確認する
このシリーズは、バーで登場人物達が語り合うという形式をとっており
今作はカクテルについての、ちょっとした豆知識的要素もあり
それも地味に読んでいて楽しめる内容で良かった。
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